サントニーニョ村
(GKサントニーニョ)
レイテ島 サントニーニョ村とは
サントニーニョ村はレイテ島中南部の山間部に位置する、小さな農村です。レイテ島を南北に繋ぐハイウェイ沿いにある港町、バトゥから東にバイクで30分の場所にあります。また、私たちの主な活動先であるプノン村からは約1時間かかります。
私たちのパートナーNPOであるGK(Gawad Kalinga)はプノン村同様台風被害にあったサントニーニョ村へ住宅建設を行いました。そうして完成したのがGKサントニーニョ村です。
そこには2階建ての住宅が連立しており、35世帯が生活しています。そこでの主要産業は農業です。主な生産物はココナッツ(コプラ・果実)やスイートポテト、バナナ。山間部に位置するサントニーニョ村では、昔から広大な土地を活かした農業が行われています。
サントニーニョ村での活動
なぜ?
私たちは2013年の甚大な台風被害をきっかけにGKプノン村での支援活動を開始しました。ソーシャルビジネスによってプノン村の持続可能な自立支援を目指した私たちは、ココナッツを使用したソーシャルビジネスモデルを計画しました。しかしプノン村は昔から漁業を生業としているため、その計画は難航しました。
一方、(株)アーダブレーンや社会福祉法人ときわ会のサングリーンの協力のおかげで、日本での計画(石鹸の製造や販売)が進みました。私たちは、ソーシャルビジネスを完成させる為にヴァージンココナッツオイルを製造できる場をフィリピンで求めていました。そこで見つけたのが、GKサントニーニョ村でした。
出会い
2017年の夏渡航時、小早川先生と出会ったサントニーニョ村の村民の1人をきっかけに話は進みました。翌年夏季渡航では、レイテ島・パロにあるココナッツ省で商談を行いました。ヴァージンココナッツオイル製造に必要な器具の支援(Community/Household-Level Coconut-Processing Project)をサントニーニョ村で受けられるよう依頼しました。
2019年8月から約半年を掛け、2019年春渡航時にサントニーニョ村の許諾を得たメンバーが現地でのソーシャルビジネス立ち上げの0→1の信頼関係を作りました。ビジネス立ち上げに必要な責務との葛藤の中で、村人とのコミュニケーションをかかさすことなく、彼らが主体となって、行うことができるソーシャルビジネスを目指しています。